「歴史画を書かせたら日本一!」と称される安田靫彦(ゆきひこ)ですが、
なぜか「卑弥呼」に関しては、2枚の全く違う作品を残しています。
写真をよく見ていただくと分かると思いますが、左右の人物は同じような顔カタチをしているのに、着ている衣装が全く違います。
これは、いったいどういうことなのでしょうか?
つまりそれは、彼自身の歴史観に基づく、強烈なメッセージなのです。
「邪馬台国は九州に存在していたのだ!」という・・・・・
◆左側 「卑弥呼」 (1968)
まずこちらの絵が、先に発表されました。
もちろん、靫彦のことですから細部の時代考証にはとことんこだわっています。
例えば、手に持った玉杖は、4世紀の古墳から発掘された実物を参考にしています。
杖だけでなく、鳳凰の冠、勾玉の首飾り、そして双魚紋の衣装など、いかにも卑弥呼がまとっていたに違いないファッションが見事に再現されています。
この一枚を完成させるにあたり、どれだけ綿密な事前調査がなされたか?が良く分かる作品です。
何よりも大切なのは、背景に描かれている山が「阿蘇山」だということです。
「阿蘇五岳」が噴煙を上げている様子が象徴的に書かれています。
つまり、卑弥呼は九州の女王だったことを暗示しているのです。
ところが、この作品に対して、さる方面から「圧力」がかかります。
どこから「圧力」がかかったのか?は公けにされていませんが、おおよそ察しのつくところです。
しかたなしに、4年後に発表されたのが右側の作品です。
◆右側 「大和のヒミコ女王」 (1972)
どことなく画面が窮屈で、人物にも威厳がありません。
タイトルも、わざわざ「大和の・・・」と断ったうえで、「ヒミコ女王」という、あまり聞いたことのない呼称になっています。
背後にある山は、三輪山に変わっています。
そして、何よりも大切なのは、その衣装です。
この衣装をパッと見て、あなたはどう感じましたか?
そうです、これは中国大陸か朝鮮半島あたりの衣装です。
古来から受け継がれてきた日本の伝統衣装とは全く雰囲気が違います。
安田靫彦は、プロフェッショナルの画家として、完全な「パロディ」を書き上げたのでした。
そこに秘められた強烈な皮肉とは・・・・・
「近畿に居たのは、卑弥呼ではなく、外国人の女王様である!」
もっとはっきり書くと・・・・・
「九州の邪馬台国を滅ぼしたのは、帰化人の大和朝廷である!」
私には、そうつぶやく彼の声が聞こえるようです。
「圧力」がかかるのも、当然といえば当然のことでしょう。
いまのところウガヤフキアエズ王朝と邪馬台国の関係は明確になっていませんが、そのうち段々と明るみになってくることでしょう。
ヒントとなるのは「ウエツフミ」の欠落している、第55代から第68代までの記録です。
私は、きっとどこかに存在しているはずだ!と思うのです。
<参考にしたサイト>
http://d.hatena.ne.jp/shiga-kinbi/20100925/1285371002
玄 (火曜日, 09 9月 2014 19:35)
初めまして。
ウガヤフキアエズの事が気になったので、調べてたらここに着きました。
個人的に、大和朝廷が朝鮮系統の血をひく部族なんじゃないかな?って言うのは僕もそう想います。
個人的には、青森、北海道(函館付近、利尻)、京都(日本海側)九州
(北部)沖縄(少し微妙、、、)
弥生時代から交易があった事から考えると。
交易があった所は少なくとも、言い方が幼稚だけどウガヤフキアエズ側の人間だったんじゃないかな?と想います。
その後に、イスラエル10支族的な人達が日本に来て、温厚な日本人は受けいれ共に暮らしていた。
が、中には自分の私利私欲の為に動くやつらも居たから、ある種、純藤原と藤原の争いが起きた?
元々藤原は、家族内での争いごとは昔からあるから、、、何とも、、、言えない所でもあるけど。
話し飛んで。
ウガヤフキアエズが歴史から消された人なら、瀬織津姫もまた歴史から消された人。
九州と東北
真逆の位置にありながら歴史から消され人達。
個人的に共通するのは
偽大和朝廷何と言っていいか分からない、、、、
ウガヤフキアエズも時の天皇に
瀬織津姫も時の天皇に消された。
茨城かな?栃木?から発掘された
日本の文化と海外の文化との創作で作られた金の刀や勾玉、鏡。
どこかで繋がってる見え隠れする
史実や神社
これがちゃんと分かった時に
日本は本来の日本になるんじゃないかな?
日本の神仏、竜神さんは日本人の為に力を本領発揮出来るんじゃないかな?って若い僕は想います。
ありがとうございます。
柾子 玄