DNAが紐解く、日本人のルーツとは?

日本は、世界有数の多民族国家だった!
DNAが紐解く、日本人のルーツとは?
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最近、Y染色体による分類(ハプログループ)に興味を持って、いろいろと調べてみた。

 

日本人のベースとなるのは縄文人【D2型】であることは間違いないようだ。
今でも、全国民の30%~50%がこの縄文人タイプであり、世界的にも日本だけに集中している。

これこそが日本人の原型なのだろう。

 

それ以前には、ポリネシア系の海洋民族である港川人【C1型】も、先住民としていたようだが、あくまでも沖縄や和歌山など一部の狭い地域にとどまった。

 

ここに、【O2型】のY染色体を持つ弥生人たちが移住してきた。

 

タイやベトナムからやってきた【O2a型】弥生人(高地性集落を得意とした阿曇氏など)と、


中国(呉)や韓国(百済)からやってきた【O2b型】弥生人(稲作集団)である。

 (ただし、ウエツフミでは彼らが渡来する遥か以前から稲作は行われており、逆に日本人が指導したと書かれている)

 

彼らは縄文人たちを征服した訳ではないようだ。
なぜなら彼らは独自の言語を放棄して、日本語を使う仲間に参加している。
つまり移民としてやってきて、そのまま定住したということだろうか?

 

その他、【O3型】の漢民族が中国大陸から、

【O1型】の秦氏一族が秦国を経由して出雲から京都へ、

(たたしあくまでも小数なのでユダヤ人たちが主張するように、これが日本人の祖先ではない!)

南北アメリカからは【Q型】のインディオたちが、

さらに中央アジアの遊牧民であるスキタイ系【N型】もやってきた。

ざっと数えても、8つほどの民族が交配・雑種を繰り返しながら今の日本人を形作ってきたと考えられる。

 

ところで、これら8種類の民族をまとめている天皇家とは、いったいどのタイプなのか?
それは、どこにも公開されていないし、Web上にこのことを書き込むと削除されてしまうらしい。
それにしても大した統率能力である。

もしかしたら、八咫鏡(やたのかがみ)とは、この8つの民族の統合の象徴なのかもしれない。

ヤタとは、8つの民という意味もあるからだ。

 

そこで、私が勝手に推測するに・・・・・

一番あり得る結論は【R系列】である。

 

この【R系列】は、ユダヤ教的に説明すれば、ヤハウェが人類を統治するという特殊任務に就かせるために開発した特権階級である。

あるいは宇宙人と人類とのハイブリッドであるとも説明されている。

 

例えば、インドのバラモンたちや、ユダヤ人の中でもドイツ系のアシュケナージムにこのタイプが多いという。

ロシア最後の皇帝ニコライ2世も、このうち【R1型】だった。
さらに、ヒットラーが捜し求めたという幻のアーリア人もそうなのかもしれない。

(ヒットラー自身は普通のユダヤ系だったらしいが・・・)

 

天皇家が【R系列】だったからこそ、【O1型】の秦氏(陰陽師で有名な八咫烏たち)や、【O2b型】の百済系の蘇我氏、あるいは古い土着民族の忌部氏、藤原氏などをうまく使いこなしながら、この国をまとめ上げてこれたのではないだろうか?

 

もし、私の推測が当たっているとすれば、天皇家の次の任務は世界の民族をとりまとめることになるだろう。

コメント: 30 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 22:52)

    Y染色体ハプロタイプの一部名称が変わりました。内容に変化はありませんが、名称が以下の通りかわりました。

    今までは
    D1←チベット民族
    D2←日本人(アイヌ、琉球含む)
    D3←チベット民族
    D4←フィリピン・マクタン島住民
    でしたが、

    D1→D1A
    D2→D1B
    D3→D1C
    D4→D2

    とISOGG(遺伝的系譜国際学会)により変更になりました。日本人については、なじみ深いD2からD1Bとなりました。※「Wikipedia」では、まだ変更しきれていない部分があります。

  • #2

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 22:54)

    ISOGG(遺伝的系譜国際学会)
    http://www.isogg.org/tree/
    http://www.isogg.org/tree/ISOGG_HapgrpD.html
    http://www.isogg.org/tree/ISOGG_HapgrpO.html

  • #3

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:02)

    「アドルフ・ヒトラー」は「ユダヤ人」ではなく、何の変哲もない、一般的な「オーストリア人」の可能性が高い状況です。「アドルフ・ヒトラー」のY染色体ハプロタイプを調査した結果、「E1b1b」であった為、「ユダヤ人」とのデマを広めた者がいました。迷惑な話です。確かに、ユダヤ人であるアルバート・アインシュタインも同じ「E1b1b」であるように、イスラエル人からよく検出されるY染色体ハプロタイプ「マーカ」です。

    しかし、Y染色体ハプロタイプを知る者はすぐ分かるのですが、「E1b1b」は、その他、イタリア人、ギリシャ人、エジプト人等からも多く検出される「マーカ」であり、「アドルフ・ヒトラー」が生まれ育ったオーストリアでは、国民の10%が「E1b1b」を占めています。

    ↓「E1b1b」はヨーロッパ全ての国民から、多かれ少なかれ検出される「マーカ」であり、ジョンソン米大統領、ナポレオン・ポナパルト、ライト兄弟等も同じ「マーカ」です。
    http://www.eupedia.com/europe/Haplogroup_E1b1b_Y-DNA.shtml

    結論として、「アドルフ・ヒトラー」は「ユダヤ人」ではなく、何の変哲もない、一般的な「オーストリア人」となります。
    ------------------------
    「ユダヤ人」との説があることは知っています。しかし、「アドルフ・ヒトラー」は政治家であるため、生前から、誹謗、中傷、攻撃する話は山ほどあるのは当然です。また、面白おかしく捏造した説もたくさんあります。しかし、科学的根拠もなく、記録すら無いものは、評価には値しません。現時点では「デマ」レベルと考えるほうがいいでしょう。
    ------------------------

  • #4

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:23)

    本土日本人(大和民族)は「縄文人」と「弥生人」とのほぼ半々の比率の混血民族です。「本土日本人、沖縄県民(琉球民族)」 と 「中国人(漢民族)、韓国人(韓民族)」とはかなり異なります。

    ↓Y染色体ハプロタイプ
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA#Y.E6.9F.93.E8.89.B2.E4.BD.93.EF.BC.88.E7.88.B6.E7.B3.BB.EF.BC.89.E3.81.AB.E3.82.88.E3.82.8B.E7.B3.BB.E7.B5.B1.E5.88.86.E6.9E.90

    ↓2008年、住斉(すみ・ひとし)筑波大名誉教授による「縄文人特有mtDNA」と「弥生人特有mtDNA」による計算結果より
    http://y-sonoda.asablo.jp/blog/imgview/2009/05/24/a542e.jpg.html
    (産経新聞より抜粋)

    ↓★「総合研究大学院大学のプレスリリース(2012年11月1日)」日本列島3人類集団の遺伝的近縁性より、まず最後の「図4a、図4b、図5」以外は全て「縄文的要素」だけについて述べられています。(以下のプレスリリースを開き、比較しながら以下の文を読んでみてください)
    http://www.soken.ac.jp/news/5276/

    「ミトコンドリアDNA(mtDNA)、Y染色体ハプロタイプ、HLA(人白血球型抗原)」の調査結果から、例えば「アイヌ」には「ニヴフ(Nivkh)」の系統が混じっていると、かなり以前から指摘されていました。
    【アイヌ】Y染色体(C3)=12%、mtDNA(Y)=21%
    【ニヴフ】Y染色体(C3)=43%、mtDNA(Y)=66%
    単純計算で「((12÷43×100)+(21÷66×100))÷2 ≒ 30%」となります。但し、「ニヴフ」は「アイヌ」との交流の他、別の民族とも交流があったと見られ、今の構成の「ニヴフ」ではなく、過去はこうであったろうと推定される「ニヴフ」との交流があったという事です。現在より「ニヴフ」の「C3/Y」が高かったと推定されるので、個人的には「20%以下」ではないかと見ています。これは、「プレスリリース」であらためて言われるまでもなく、以前から知られていた事です。

    また、
    【縄文系】Y染色体=DE系統D、mtDNA=M7a、M10等
    【弥生系】Y染色体=NO系統O、mtDNA=Z、N9a等
    であり、「本土日本人と沖縄県民」は「縄文」と「弥生」との混血、「縄文」の「DE系統D」は他の東アジア集団には、ほとんど見られないとも指摘されていました。しかし、これらは単なる「マーカ」を調査した結果であり、常染色体そのものを調査した結果ではありません。そこで、常染色体についても調査してみよう、「縄文的要素」という観点で、日本列島3集団、合わせて他の東アジア集団も調査してみようというのが、この「プレスリリース」の主旨です。

    「図1a、図3a、図3b」については「横軸(PC1)」が「弥生的要素⇔縄文的要素」を示し、「縦軸(PC2)」が「弥生的及び縄文的要素と相関関係にない他要素」を示します。「図1a」の説明の中に、
    ・「横軸(PC1)は、左にゆくほどより縄文的要素を、右にゆくほどより弥生的要素を示していると解釈できる」
    ・「縦軸(PC2)は横軸で説明された分散以外」
    とあります。つまり「横軸(PC1)」は、縄文と弥生との差異が分かる要素(主成分)について、分散の度合いが最大になるように「線形代数」を用いて示しているのです。だから「★縄文的要素がどれ位あるか(横軸(PC1))」と「★別の要素がどれ位あるか(縦軸(PC2))」しか分かりません。図3a、図3bは左右は逆ですが、同じ内容を表しています(但し縦軸(PC2)の距離を狭めて他の東アジア集団も図に入るようにしています)。

    「図1a、図3a、図3b」は「弥生的要素」内での差異を示すような要素は全く入っていません。あっても縦軸で示されます。つまり韓国人から「縄文的要素」を除けば、中国人(CHB=北京)と同じクラスタにほぼ入ってしまい中国人と全く区別がつかなくなります。これは本土日本人から「縄文的要素」を除いても同じ結果となります。

    韓国人の「縄文的要素」は「10%」もないでしょう。「Y染色体ハプロタイプ」からも「mtDNAのM7a」も今のところ「数%」しか検出されません。しかし、比率が少なくても縄文と弥生との差異が大きいので影響も大きいという事も考えられます。よって、
    ・「図1a、図3a、図3b」の「横軸(PC1)」が「弥生的要素⇔縄文的要素」を示している以上、韓国人にも僅かとはいえ「縄文的要素」が存在する事を示しています(縄文的要素としてのクラスタに含まれる)。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%B0%91%E6%97%8F#.E9.81.BA.E4.BC.9D.E5.AD.90.E7.9A.84.E7.B3.BB.E8.AD.9C

    ・韓国南部の一部地域は、その他の朝鮮半島とは異なったクラスタ構成を持っている。
    ・日本統治時代の痕跡(D1B、M7aなど)も見られる(同じような痕跡がミクロネシアでも見られる)。

    -----【縄文人の正体について】-------------
    「東アジアに定住したもっとも早期の現生人類とりわけチベット人集団と日本人集団の共通の起源に関するY染色体上の証拠について(2008年)」
    ↓英文の論文
    http://www.biomedcentral.com/1741-7007/6/45
    ↓日本語翻訳
    http://www.geocities.jp/ikoh12/kennkyuuno_to/012_4Y_chromosome_no_kennkyuu.html
    ----------------------------------------------

  • #5

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:25)

    「総合研究大学院大学のプレスリリース」の「図4a、図4b」は上記と異なり、「標準遺伝距離を東アジアの29人類集団間で計算し、それらに対して近隣結合法(塩基の置換数による測定)により系統樹を作成した結果」とあります。まず、弥生的系統内における違いは、縄文と弥生との差異と比べると段違いに小さいという事が前提となります。それだけ縄文は他とかけ離れた存在なのです。韓国人から「縄文的要素」を取り除いた「弥生的要素」と、日本人から「縄文的要素」を取り除いた「弥生的要素」が同じであれば、韓国人は「図4a、図4b」の日本列島クラスタの「枝」の途中(根元側に近い位置)に入りますが、入っていないので、韓国人と「弥生人」とは構成が異なる事を示します。韓国人の「縄文的要素」が日本列島クラスタの方向に引っ張っているにも関わらずです。沖縄県民(琉球民族)は「図5」からもわかる通り、弥生系は同じです。「縄文系+本土日本人=琉球民族」と示しているので、中国は(起源を主張するなどは)一言も言えないでしょう。

    「弥生的要素」について、韓国人と日本人とで比較対象となる「Y染色体ハプロタイプ」は(C3はここでは除かれます)
    ・O2B系(O2B*とO2B1)
    ・03
    の2つとなりますが、O2B*とO2B1は同じO2B系であり差異も少ないと考えられるため除外します。そうすると残るのは中国人の「主系統」でもある「O3」です。「O3」は「他O系」と比較しても20000~25000年(ISOGGによる)の隔たりがあり、「他O系」との差異もそれなりに存在すると考えられます。「O3」の比率を調べると、
    ・中国人:55~66%
    ・韓国人:45~50%(←「O3」は韓国人の主系統でもある)
    ・本土日本人:10~16%

    となります。一概に上記の比率通りとは限りませんが、今の韓国人の約半分(混血)近くが「中国人の主系統」、これは、朝鮮民族が強く漢民族などの影響(混血)を受けている事を示しており、またこれは「HLA(人白血球型抗原)」による調査結果「朝鮮民族は満州族や中国東北部の漢民族と近い」とも一致します。しかし、韓国南部の一部地域は除外されるかもしれません。

    「総合研究大学院大学のプレスリリース」からまとめると、
    ・「ミトコンドリアDNA、Y染色体ハプロタイプ、HLA」調査結果が「常染色体」にもあてはまる(そのままの値とは限りません)。
    ・日本人は他の東アジア集団には見られない「縄文的要素の特異性」があらためて確認された(Y染色体ハプロタイプD1Bの事が該当します)。
    ・「図1a、図3a、図3b」の「横軸(PC1)」が「弥生的要素⇔縄文的要素」を示している以上、韓国人にも僅かとはいえ「縄文的要素」が存在する。
    ・「図4a、図4b」で韓国人が日本列島クラスタの「枝」から外れていることは、日本人の弥生的要素と韓国人の弥生的要素に違いが存在する事を示す。

    【Y染色体ハプロタイプ(日本人)】
    ・D1A
    ・D1B1/D1B2←本土縄文人特有★
    ・D1B*←アイヌ系縄文人特有★
    ・O1A
    ・O2A
    ・O2B*
    ・O2B1←弥生人特有☆
    ・O3←弥生人および有史以降の渡来人?☆
    ・C1←日本固有(徳島県に多い)★
    ・C3
    ・N

    【ミトコンドリアDNA(mtDNA)(日本人)】
    ・D
    ・G
    ・M7a←縄文人特有★
    ・M7bc←縄文人特有★
    ・M8
    ・M10←縄文人特有★
    ・M←縄文人特有★
    ・A
    ・B
    ・F
    ・Z←弥生人特有☆
    ・N9a←弥生人特有☆
    ・Y←日本ではアイヌ民族特有
    ※mtDNAの特有とは、日本特有という意味ではありません。

    【参考となる資料等】
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97D_(Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93)
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97D2_(Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93)
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E6%B0%91%E6%97%8F#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E4.BA.BA.E3.81.A8.E3.83.81.E3.83.99.E3.83.83.E3.83.88.E7.B3.BB.E6.B0.91.E6.97.8F.E3.81.AE.E8.BF.91.E7.B8.81.E6.80.A7

    ISOGG(遺伝的系譜国際学会)
    http://www.isogg.org/tree/
    http://www.isogg.org/tree/ISOGG_HapgrpD.html
    http://www.isogg.org/tree/ISOGG_HapgrpO.html

    http://ja.wikipedia.org/wiki/Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%AE%E5%88%86%E5%B8%83_(%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2)

  • #6

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:28)

    【日本3民族 遺伝子上(Y染色体ハプロタイプ)】
    ----------------------------------------
    【 本土日本人 (%は混血比率)】
    ・DE系統D亜型D1B1/D1B2(約40~45% YAPあり)
    ・NO系統O亜型O2B1(約20~30%)
    ・NO系統O亜型O3(約10~16%)

    ※ 縄文人:D1B1/D1B2
    ※ 弥生人:O2B1(O3も含む可能性あり)
    その他として数%「C1(日本固有)」「N」「C3」「O2B*」検出。
    ----------------------------------------
    【 沖縄県民(琉球民族)(%は混血比率)】
    ・DE系統D亜型D1B1/D1B2(約50~60% YAPあり)←本土日本人より高い
    ・NO系統O亜型O2B1(約20%)
    ・NO系統O亜型O3(約20%)
    ----------------------------------------
    【 アイヌ民族 (%は混血比率)】←★NO系統無し
    ・DE系統D亜型D1B*(約80% YAPあり)←極めて高い
    ・DE系統D亜型D1B1(約6% YAPあり)
    ・CF系統C亜型C3(約10~15%)←【*注】
    【*注】オホーツク沿岸民族と推定される系統
    ----------------------------------------
    「本土日本人、沖縄県民(琉球民族)」 と 「中国人(漢民族)、韓国人(韓民族)」とはかなり異なります。
    ----------------------------------------
    【 中国人(漢民族 %は混血比率)】←★DE系統なし
    ・CF系統C亜型C3 (約 8%)
    ・NO系統O亜型O1A(約10%)
    ・NO系統O亜型O2*(約10%)
    ・NO系統O亜型O2A(約 5%)
    ・NO系統O亜型O3 (約54%)←★中国人(漢民族)の主系統
    ※地方差あり
    ----------------------------------------
    【 朝鮮人(韓民族 %は混血比率)】←★DE系統なし
    ・NO系統O亜型O2B*(約30%)
    ・NO系統O亜型O3(約45%)←★中国人(漢民族)の系統
    ・CF系統C亜型C3(約12%)

    その他として、数%「D1A」「O1A」「N」「K」「D1B」「O2B1」が検出。
    ----------------------------------------
    朝鮮人は、O2B*とC3の混血をベースに、中国人(漢民族)が大量流入したように見える。「DE系統D亜型D1B1/D1B2」については、韓民族は全く含まれていませんから論外です。「O2B1(弥生人)」と「O2B*(韓民族)」ですが、
    ==============================================
    ・O2B*(O-M176*)→ベトナム、満州族、朝鮮民族(47z突然変異なし)
    ・O2B1(O-47z)→本土日本人、沖縄人(47z突然変異あり)
    ==============================================
    「ISOGG Possible time of origin O-47z→7,870 [95% CI 5,720~12,630] years」 「47z突然変異」は約7870年前(最小5720年~最大12630年前 確率95%)に発生。

    ,,,,,,,,,,,,,,+----------------------- O2B*
    O2B ---+
    ,,,,,,,,,,,,,+---★------------------ O2B1
    ,,,,,,,,,,,,,,,, O-47z発生
    ,,,,,,,,,, (5720~12630年前)

    満州族、朝鮮民族、ベトナム民族等の「O2B*」と、弥生人の「O2B1」は、約7870年前に完全に別れ、その後、何ら接触がなかった。もちろん、弥生人は朝鮮半島を経由したのかもしれないし、あるいは中国から直接来たのかもしれない。しかし、経由でも痕跡くらいは残っているはずだが、中国東北部から「O2B1」が全く検出されない為、弥生人は中国本土から直接渡来した可能性がある。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%B0%91%E6%97%8F#.E9.81.BA.E4.BC.9D.E5.AD.90.E7.9A.84.E7.B3.BB.E8.AD.9C

    「Y染色体ハプロタイプ」から「日本民族」の系統を、おおよそでまとめてみると以下の通り。

    私たち、現世人類(ホモサピエンス)は、東アフリカの熱帯で誕生(約20万年前)し、約14万年間はそこで暮らしていました。いわば熱帯産まれの熱帯育ちです。そこで、部族間で顔かたちがある程度異なるような多様化をしていたと思われます。 今から70000年~75000年前、インドネシアのスマトラ島にある「トバ火山」で、極めて大きな大噴火が発生し、噴煙が地球を覆って、地球規模の大寒冷化を引き起こしました。アフリカも、深刻な寒冷化、大干ばつが発生し、サピエンスを襲いました。 しかし、これをきっかけとして、今から約6万年前(もう少し早かったのではという説もありますが)に、生まれ故郷であるアフリカの熱帯を後にして、東へ向かったサピエンスが現れました。それが今、アフリカ以外の世界中に広まり、私達の元となった「CF系統」「DE系統」の民族です。(出アフリカを6万年前として以下にまとめてみます)
    -----------------------------
    ・AとBはアフリカに留まりました。
    ・CF系統から約70000年前(アフリカ内)でCが産まれました(CF系統C)
    ・CF系統から約45000年前(インドあたり)でFが産まれました(CF系統F)
    ・DE系統から約68000年前(アフリカ内)でDが産まれました(DE系統D)
    ・DE系統から約55000年前(中東あたり)でEが産まれました(DE系統E)
    -----------------------------
    ・CF系統C → 後のモンゴル人です(その他の民族もあります)。
    ・CF系統F → 後のヨーロッパ民族(白人)、東南アジア、中国人、朝鮮人、そして「弥生人」です。
    ・DE系統D → 後のチベット人、そして「縄文人」です。
    ・DE系統E → 後に中東、地中海沿岸、アフリカに広まった民族です。
    -----------------------------

  • #7

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:34)

    「DE系統DE」と「DE系統D」は、アフリカを出て東へ向かいましたが、中東付近で「DE系統DE」は留まりました。しかし、「D」は更に、東へと向かい、途中、インド洋のアンダマン諸島に一部を残して、更に東へと向かって、今から4~5万年前に、初めて東アジアに到達しました。東アジアに到達した「D」は、今から3万8千年前に、2つに分かれ、その一方は、日本列島に向かって、今の日本人(大和民族)、アイヌ民族、琉球民族の3民族の元となった民族(D1B、すなわち縄文人)となりました。そしてもう一方は、チベット、ブータンに至った民族(D1AとD1C)となります。さて、中東付近に留まった「DE系統DE」は、こちらも2つに分かれ、新たに産まれた「DE系統E」は中東、アフリカ、ヨーロッパ地中海沿岸(ギリシャ、イタリア、エジプト、その他)へと向かいました。しかし、2つの系統「D」と「E」を産み出した「DE系統DE」は、その後、地球上から消えてしまいます。
    ★日本人と「チベット民族、そして中東、地中海沿岸民族」とは近縁であるというのは、こういった経緯があるからです。そして、日本列島では、しばらくの間(1万年~2万6千年間)、縄文人(D1B)だけの世界が続きます。

    ↓ 「wikipedia」を参照して下さい。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97D_(Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93)
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97D2_(Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93)
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E6%B0%91%E6%97%8F#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E4.BA.BA.E3.81.A8.E3.83.81.E3.83.99.E3.83.83.E3.83.88.E7.B3.BB.E6.B0.91.E6.97.8F.E3.81.AE.E8.BF.91.E7.B8.81.E6.80.A7
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C#.E7.8F.BE.E5.9C.A8.E3.81.AE.E5.AD.A6.E8.AA.AC

    「DE系統D」と同じ祖を持つ「DE系統E」
    http://www.eupedia.com/europe/Haplogroup_E1b1b_Y-DNA.shtml

    さて次に、やはり6万年前にアフリカを出て東へ向かった、別の系統「CF系統F」です。「CF系統CF」から「CF系統F」が誕生し、中央アジア(インド付近)に留まります。その後、幾たびかの変遷を経て、東アジアで一般的な「NO系統O」の民族が誕生します。2万年~2万5千年前に「O3」が誕生し、今の中国人(漢民族)となります。また「O2B」も誕生しますが、こちらは今から約7870年前に、2つに分かれ、その一方は、ベトナム人、満州族、韓国人(韓民族)の「O2B*」、もう一方は「弥生人」の「O2B1」となります。 「O2B1」に「O3」も加わって、有史以前の、今から3千年ほど前に日本列島に渡来しました(有史以降の渡来は少数です)。日本列島へ「弥生人(O2B1とO3)」が渡来した後、「縄文人(D1B)」との混血として今の日本人(大和民族)と琉球民族が誕生します。しかし、アイヌ民族は、弥生人と混血する事はありませんでした。
    ↓「総合研究大学院大学のプレスリリース(2012年11月1日)」
    http://www.soken.ac.jp/news/5276/

  • #8

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:38)

    Y染色体ハプログループの系統分類に使われる突然変異として、例えば「O2B」は、一塩基多型(SNPs:スニップス)で判別します。しかし「D1B(旧D2)」は「YAP」と呼ばれる特異な配列(約300塩基)を持っています。Y染色体長腕部「Yq11 DYS287」にある塩基配列に「YAP」が存在します。

    【Y染色体】
    DXYS1Y Yp11
    PABY Yp11.3
    DYS1 Yq11.2
    DYS287 Yq11 ←★YAPが存在する位置
    DYZ8 Yq11

    元々、人の遺伝子の約13%に、SNIEというDNA配列があります。SNIEは、逆転写された RNA分子を表現する短いDNA配列であり、本来ならtRNA、rRNA、その他の核内低分子RNAに転写されるべきものであるのが、DNAに配列挿入されてしまったものです。生体内での使用目的は、まだ判っていません。最も多く見られるSNIEとして、Alu 配列(Alu sequence)があり、蛋白質コード配列を全く含みません。制限酵素AluIで認識されるため、「Alu(アル)」と呼ばれます。YAP(Y Alu polymorphic element)は、Y染色体の特定位置「Yq11 DYS287」に、SNIEの主要となるAlu配列が飛び込んでしまったY染色体ハプログループマーカで、約300塩基で構成されています。インターネットで「Alu 配列」などで検索するといいでしょう。 「生体内での使用目的は、まだ判っていません」←と記載しましたが、常染色体にAlu 配列が飛び込む場合、規則性があり、ある特定の塩基配列にだけ入り込むことが分かっています。しかし、遺伝子がぶっち切れることに変わりなく、その遺伝子の機能が無くなってしまうかどうかがよく分かりません。しかし、ロバストネスもあるので、救済される場合もあるのかもしれません。タンパク質コードがないので、そのままでは遺伝子としては機能しないと考えますが、それが進化(新規形質の取得)等にどう影響するか等がまだよくわかりません。 Alu配列は、めずらしくもなんともない、ありきたりの遺伝子配列(遺伝子としては機能しない)ですが、Y染色体の特定のエリアに飛び込んでしまったという点がめずらしいという事になります。

  • #9

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:42)

    よくある疑問点として、縄文系とか弥生系とか言われていますが、結論としては、日本人は混血となります。
    ① 人間の染色体は46本で、2本は性染色体、44本は常染色体です。
    ② Y染色体は親(男性)から子(男性)に継承される→Y染色体ハプロタイプ(ここではo2b1)も「Y染色体(性染色体)」によって、親(男性)から子(男性)に継承される。
    ③ 殆どの遺伝子は「常染色体」にあって、「Y染色体(性染色体)」の引き継がれ方と連動せずに引き継がれる、つまり、「常染色体」と「Y染色体(性染色体)」の引き継がれ方に「相関関係」は全く無い。
    -----------------------------------------------------------------------------
    【O2b1の男性O】(つまり弥生系)
    Y染色体.............常染色体
    .Y(O2b1).....X(o01)..X(o02)..X(o03)..X(o04)..X(o05)..X(o06)---
    .X(----).....X(o21)..X(o22)..X(o23)..X(o24)..X(o25)..X(o26)---
    ※目の一重二重、顔かたち等の容姿も含め殆どの遺伝子は常染色体にある

    +(プラス)

    【D1B(男性)の子(女性D)】(つまり縄文系) ※分かりやすいように「★」で示す。
    Y染色体なし.........常染色体
    .X(----).....X(★01)..X(★02)..X(★03)..X(★04)..X(★05)..X(★06)---
    .X(----).....X(★21)..X(★22)..X(★23)..X(★24)..X(★25)..X(★26)---


    【上記の子(男性)】
    Y染色体.............常染色体
    .Y(O2b1).....X(o01)..X(★02)..X(★03)..X(o04)..X(o05)..X(★06)---
    .X(----).....X(★21)..X(o22)..X(o23)..X(★24)..X(★d25)..X(o26)---
    ↑Y染色体はそのまま引き継ぐ

    ④ 上記より【上記の子(男性)】のY染色体ハプロタイプのマーカは「O2b1」のままだが、常染色体は混じった状態となる。また、上記のイメージとは別に、減数分裂の際の遺伝子間の一部組み換えも発生する。つまり、常染色体は代を重ねる毎に、複雑に混じり合います。

    ⑤ 目の一重二重、顔の形態はY染色体ではなく常染色体にあるから、「Y染色体=O2B1」にもかかわらず、目が二重で、立体的な顔となる場合もあるし、逆パターンの「Y染色体=D1B」なのに、目が一重で、平べったい顔の場合もあります。

    ⑥ 約3000年の経過により、縄文系と弥生系が完全に混じっていますので、例えば目が一重なのに、髭が濃く、髪が癖毛であるなど、混在しており、それは、混血である日本人の「個性」と考えればいいでしょう。

  • #10

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:44)

    ほんの僅かな数の遺伝子ですが、マーカとともに引き継がれる遺伝子も、例外としてあります。
    それは、Y染色体そのものに入っている遺伝子です。この遺伝子だけは、Y染色体と一緒に引き継がれる。つまり「相関関係」がある遺伝子となります。 縄文人の全部ではありませんが、統計的に、縄文人にその傾向が見られ、弥生人には見られない事象であったと考えられ、そして、現代の日本人の「D」にその傾向が見られ、「O」には見られない事象、つまり、Y染色体ハプロタイプのマーカと連動するものもあります。極めて数は少なく、今確認されているものを以下に示します。↓

    http://www.jsog.or.jp/PDF/56/5609-612.pdf#search='%EF%BD%99%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97+%E7%94%A3%E5%A9%A6%E4%BA%BA%E7%A7%91%E5%AD%A6%E4%BC%9A'

  • #11

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:47)

    上記の「日産婦誌56巻9号」は、まだ「O2B1」の由来が問題視される以前なので、「朝鮮半島から」との記載がありますが、そこは無視していいでしょう。。

  • #12

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014)

    一般的な遺伝子(DNA)検査で、個人レベルの「民族」判定は出来ません。 「ミトコンドリアDNA」、又は「Y染色体ハプロタイプ」の「マーカ」自体の「ルーツ」を調べる事はできますが、ご自身(個人レベルで)の「ルーツ」を調べる事はできません(結論として、一般的なDNA検査では、ご自身が「大和民族」「漢族」「韓民族」なのかを識別する事はできません。これはDNA「マーカ」というものの性質上そうなります)。

    日本人の例として(D1Bは、旧D2で示します)、
    ---------------------------------
    ・ミトコンドリアDNA=M7a1a3 (ハプロタイプM7a)
    ・Y染色体ハプロタイプ=D2a1a1 (DE系統D亜型D2)
    ---------------------------------
    というように、1種類ずつしかわかりません(上記は日本人「大和民族」で検出される、わりと多いマーカですが、これが出たからといって「大和民族」であるという保証にはなりません。また他のマーカが出たからといって「大和民族」ではないという事でもありません。日本人は混血民族であり、結局は何が出てもおかしくはないのです)。

    「ミトコンドリアDNA」「Y染色体ハプロタイプ」で民族の系統分析が出来ます。しかし、これらは大規模な集団についてはその比率において民族の違いが判別できますが、個人レベルでは不可能です。例えば、日本人でよく検出される「Y染色体ハプロタイプ」の主なマーカは「D1B1」「D1B2」「O2B1」「O3」「C1」「N」です(アイヌの人達は「D1B*」「D1B1」「C3」)。日本人集団の中でその占める比率は、日本人であるあなた個人の体の、混血比率となります。マーカ「D1B1」を持っている日本人と、マーカ「O3」を持っている日本人、それと日本人女性(Y染色体を持たない)も、その混血比率はほぼ同じです。

    しかしながら、マーカはその人(男性)が偶然もっているだけで(mtDNAについては男女ともあります)、個人に対しては何の意味もなさないのです。例えば、韓国の人の中にも、数こそ少ないながら、マーカ「D1B1」を持っている方がおそらくいるでしょう。しかし、その人の混血比率は朝鮮民族の比率であって、日本人とは違うのです。その人は遠い過去にあったマーカ「D1B1」を偶然持たされただけにすぎません。「マーカ」はいわば気まぐれカードです。色々なカードがある中で、偶然それを持っているだけにすぎません。Y染色体ハプロタイプにしても、またミトコンドリア遺伝子にしても、「マーカ」は「大規模な集団」については強力な判別情報となりますが、「個人レベル」では全く意味をなさないのです。有名な良い例をもう一つ上げますと、どこからどう見ても白人のイギリス人なのに、黒人の「Y染色体ハプロタイプA系統」を持っている人がいます。これも同じです。「マーカ」は、その比率のみ、その集団を他と識別する情報となる意外、何にも使えないという事を理解しておいて下さい。特に個人レベルでは全く判別不能です。有史以前から日本人として続いている家系でも、Y染色体ハプロタイプ(もちろんmtDNAも)では何が出ても不思議ではなく、また何の意味もなさないという事です。

  • #13

    シシリー (土曜日, 05 7月 2014 23:54)

    唯一、中国人、韓国人、日本人を、個人レベルで、おおよそで区別ができそうなのは、現在のところ「DNAマイクロアレイ」による分析だけと推定されます(一般的な検査ではありません)。
    http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73749&type=0
    http://j.people.com.cn/95952/8293122.html
    http://ja.wikipedia.org/wiki/DNA%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%A4

  • #14

    シシリー (日曜日, 06 7月 2014 00:01)

    JAPAN DNA Project
    https://www.familytreedna.com/public/japan/default.aspx?section=yresults
    https://www.familytreedna.com/public/japan/default.aspx?section=mtresults

    ↑注意:Y染色体ハプロタイプについては、以下のISOGG(遺伝的系譜国際学会)を参照し、
    http://www.isogg.org/tree/
    http://www.isogg.org/tree/ISOGG_HapgrpD.html
    http://www.isogg.org/tree/ISOGG_HapgrpO.html
    例えば「O-47z = O2B1」と読み換えて下さい。Y染色体ハプロタイプの「Haplogroup」は、現在、突然変異名で記載されています。

  • #15

    シシリー (日曜日, 06 7月 2014 00:03)

    「↑・CF系統F → 後のヨーロッパ民族(白人)、東南アジア、中国人、朝鮮人、そして「弥生人」です。」も疑問に思ったでしょう。

    私たち現生人類(ホモサピエンス)は東アフリカで誕生しました。そして、出アフリカ(約6万年前)以前の現生人類(ホモサピエンス)の肌の色は、皆、「黒」若しくは「褐色」であったと推定されます。私たち日本人も、そしていわゆる白人と呼ばれている人達も同じです。

    突然変異とは「DNAの塩基の並びの変化」です。例えば、細胞分裂の際の「コピー(複製)ミス、(SNIE含)」、染色体レベルでは「欠失、重複、逆位」で発生し、この変化は子世代に引き継がれる場合があります。それが子世代にとって生存や繁殖に有利な変化であれば、「新しい手直し」としてそのまま引き継がれていきます。しかし、進化(新規形質の獲得)は単純ではない事が判っています。ここでは、目に見えて確認できる変化を「表現型」として説明します。遺伝子とタンパク質の間にネットワーク構造(遺伝子制御ネットワーク)があり、その中で、まず前提として、遺伝子制御ネットワークによって、突然変異が生じても、目に見える違いとして現れにくい性質があります(頑健性:ロバストネスと言います)。そのため、
    ●通常は表現型に影響を与えないまま保持される中立変異があり、環境的変化を受けると目に見えて多くの変化を生じ、適応的な新規形質を生じる可能性が高まります。
    ●生物はまず、環境変化に、遺伝的変異によらない対応で変化し順応する。その後、その変化を作り出す遺伝的変異が生じ、環境に対応した表現型が固定する。
    ●多くの新規形質は、別の表現型で利用されていた遺伝子ネットワークを利用し、新しい表現型を作り出す。
    ということが判っています。

    つまり、表現型に出てこない中立の突然変異が、常に起こっており、表に出ない状態で、ダムにせき止められた水のように、どんどんと蓄積されていく。そうなると、ほんの僅かな突然変異をトリガとして、まるでスイッチが切り替わったかのような、大きな変化、早いスピードで表現型の変化が起こりうるという事です。その変化は何処でも発生しているが、アフリカでは、紫外線が強いという制約があります。極端な例ですが、母親の卵子を作るさいの、ほんの僅かなコピーミス(突然変異)をトリガとして、「黒人」の両親から、メラニン色素減少、肌が白、連動して目が青、金髪の子供が生まれるという事も十分にあり得るという事です。しかし、アフリカは紫外線が強いため、その子は選択されず、集団としては変化がない、つまり、黒い肌が「選択」され、「固定」してしまったという事です。しかし、出アフリカとなると、紫外線が強いという制約が無くなります。そうなると、目に見えて多くの変化を生じ、「適応的」な新規形質を生じる可能性が高まる。つまり、制約、枠が無くなったので、変化が次々と発生し、集団を作っていくという事です。もちろん、集団の密度、隔離度、その他のもろもろの条件も影響するでしょう。結果として、その環境に適合したもの(つまり肌が黒ではない)が「選択」「固定」され、結果として、今の世界の民族となったという事です。

    実際には、「肌の色が黒い集団」が突然「肌が白く、目が青い集団」になった訳ではないようです。約10000年前の「黒海周辺」の地域で、「目(つまり虹彩)が青」の民族が突然変異で発生したと推定されています。また「金髪」は北欧で発生したと推定されています。つまり段階的に突然変異により発生した模様です。

  • #16

    シシリー (日曜日, 06 7月 2014 00:04)

    DNA分析による遺伝学が進歩したことも加わって、「人種」と言う分類法は用いられなくなりつつあり、かわりに民族集団や連続的な遺伝的特徴(例えばクライン)といった概念が用いられるようになってきています。世界的な「Y染色体ハプロタイプ」の調査が1990年後半から始まり、2000年代になってだいたいの状況が判明してきています。そして、それまでの定説が次々と覆されています。「現生人類」は「ホモ・サピエンス」一種のみです。2万年前には別の種「ネアンデルタール人」がいましたが、今はもういません。人種とは、ヒト・人間を分類する用法の1つですが、 生物学的な種や亜種とは、異なる概念であり、現生するヒトは、遺伝的に極めて均質であり、種や亜種に値する差異も存在しません。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%A8%AE

    ↓例えば、「アメリカ先住民」はDNA上、ヨーロッパ民族と近縁の模様です。
    http://jp.sciencenewsline.com/articles/2012113020150001.html

    「ネイティブアメリカン」は「Y染色体ハプロタイプ」では「Q2」の民族です。「Q2」は一般的なヨーロッパ民族(R1A/R1B)と近縁の民族です。また、このDNA(マーカ)は日本では全く検出されません。
    -------------------------------------------
    【 アメリカ先住民(南北アメリカで混血比率は異なる)】
    ・QR(P)系統Q亜型Q2(多数)←ヨーロッパ民族と近縁の系統
    ・CF系統C亜型C3(僅か)←モンゴル人等と同じ系統
    -------------------------------------------

    つまり、失礼な言い方ですが、基本的な考え方として、
    「アメリカインディアン」+「漂白剤につける」=「イギリス人、フランス人、ロシア人」
    と考えればいいでしょう。単なるメラニン色素の量の問題ということですね。遺伝的にはゴミみたいな違いでしかないのです。
    「アフリカ大陸内」の民族は、その他の大陸の民族全てより多様性が高いのです。もちろんメラニン色素による違いを除けばですが。

    ↓目の色、つまり青い虹彩は、レイリー散乱で青く見えます。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E6%95%A3%E4%B9%B1

    メラニンが極端に少ない事を示し、実際に青い色素がある訳ではありません。メラニンは、主に黒褐色の真性メラニン(eumelanin)と、橙赤色の亜メラニン(Pheomelanin)の2種類があります。

    日本人で多い茶色の目(虹彩)ですが、メラニンが減少すると「茶→緑→青→紫」と変化します。「構造色」と言います。東北地方では、日本人なのに青い目の方がいます。メラニンが極端に無くなると、白くならず、虹彩の構造で「青」になります。もっと進むと、血液の赤とまざって「紫」になります。鮮やかな青で知られる「モルフォ蝶」の実際の羽の色は無色です。青の波長は乱反射しやすい為、青く見えているだけです。空が青く、夕日が赤いのと原理は同じです。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%AE%E8%99%B9%E5%BD%A9%E3%81%AE%E8%89%B2#.E3.83.96.E3.83.AB.E3.83.BC.EF.BC.88.E9.9D.92.E8.89.B2.EF.BC.89

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%B3

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E5%B1%9E

  • #17

    シシリー (日曜日, 06 7月 2014 00:09)

    【NO系統Oの由来】「NO系統O亜型」は、約6万年前に出アフリカし、中央アジア(インドもしくはその西側)で、「CF系統CF」から分岐(約45000年前)した「CF系統F亜型」の集団が、北上、幾たびかの変遷後に現れた集団です。マーカ「О」は「Y染色体ハプロタイプ」上の突然変異を示しますので、例えば「О」になったから、突然「中国人(漢民族)」の容姿の民族が発生したという事ではありませんので注意して下さい。2万年~2万5千年前に「O3」が誕生し、主に今の中国人(漢民族)の主系統となります。
    ↓図「西ユーラシアのY染色体ハロタイプの概略」に載っている右側の「O」です。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E4%BB%AE%E8%AA%AC#.E3.82.AF.E3.83.AB.E3.82.AC.E3.83.B3.E6.96.87.E5.8C.96.E3.81.AE.E6.8B.85.E3.81.84.E6.89.8B.E3.81.AE.E9.81.BA.E4.BC.9D.E7.9A.84.E7.89.B9.E5.BE.B4

  • #18

    シシリー (日曜日, 06 7月 2014 00:10)

    ↓こちらの方がいいですね。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E4%BB%AE%E8%AA%AC#.E3.82.AF.E3.83.AB.E3.82.AC.E3.83.B3.E6.96.87.E5.8C.96.E3.81.AE.E6.8B.85.E3.81.84.E6.89.8B.E3.81.AE.E9.81.BA.E4.BC.9D.E7.9A.84.E7.89.B9.E5.BE.B4

  • #19

    シシリー (日曜日, 06 7月 2014 00:15)

    最後にもう一度、
    Y染色体ハプロタイプの一部名称が変わりました。内容に変化はありませんが、名称が以下の通りかわりました。

    今までは
    D1←チベット民族
    D2←日本人(アイヌ、琉球含む)
    D3←チベット民族
    D4←フィリピン・マクタン島住民
    でしたが、

    D1→D1A
    D2→D1B
    D3→D1C
    D4→D2

    とISOGG(遺伝的系譜国際学会)により変更になりました。日本人については、なじみ深いD2からD1Bとなりました。※「Wikipedia」では、まだ変更しきれていない部分があります。また、本来は「D1b」と記述しますが、見やすいように「D1B」と記載致しました。

  • #20

    シシリー (日曜日, 06 7月 2014 00:25)

    ↓【Y染色体ハプログループの分布 (東アジア)】
    http://ja.wikipedia.org/wiki/Y%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E3%83%8F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%AE%E5%88%86%E5%B8%83_(%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2)

    ↓【Y染色体ハプログループの分布 (ヨーロッパ)】
    http://www.eupedia.com/europe/maps_Y-DNA_haplogroups.shtml

  • #21

    シシリー (金曜日, 11 7月 2014 22:58)

    もう一つ
    ① 朝鮮民族について、Y染色体ハプロタイプの縄文的要素を示すマーカは殆ど「0(ゼロ)」、若しくはあっても痕跡程度にしか検出されない。
    ② 「HLA(人白血球型抗原)」による調査結果では、朝鮮民族は満州族や中国東北部の漢民族と近い。
    ③ 上記①②にもかかわらず「常染色体」については、僅かだが「縄文的要素」が存在する。
    ④ mtDNAについては、日本人と朝鮮民族は似た点が存在する。

    上記4つの連立方程式が成り立つ回答を求めて見て下さい。それが分かれば「朝鮮民族」の正体がわかります。
    ヒント1は「mtDNA」は今の朝鮮民族の姿を映していない、遥か過去2000年以上前の姿を映している。
    ヒント2は「朝鮮民族」の成り立ちです。ある条件で「Y染色体ハプロタイプ」の縄文的要素を示すマーカは少しずつ消えていきますが、「mtDNA」は殆ど変りません。

  • #22

    シシリー (金曜日, 11 7月 2014 23:07)

    回答は出しませんので、各々ご自由に考えて見て下さい。

  • #23

    管理人 (土曜日, 12 7月 2014 07:20)

    シシリー先生、貴重な情報どうもありがとうございます。
    「朝鮮民族」に関する、私の推測ですが、
    ◆もともと、縄文人と弥生人の混血である「大和民俗」が、朝鮮半島を支配していたので、その影響を強く受けていた。
    ◆しかし、約2000年前に中国人によりこの地が占領されたので、その後は段々と中国人の血が混じって、いまの朝鮮民族が形成された。

    そう考えると、下記の動画の説明とも一致してきます。
    https://www.youtube.com/watch?v=9otibcaWfyI

  • #24

    渡邉典子 (月曜日, 05 1月 2015 07:09)

    もし、私の推測が当たっているとすれば、天皇家の次の任務は世界の民族をとりまとめることになるだろう。

    大変良くできました!

  • #25

    コロボックル (木曜日, 22 10月 2015 21:36)

    皇室は、D1b系統(縄文・アイヌと同型)だそうですよ。

  • #26

    a (金曜日, 04 12月 2015 23:43)

    まだDNAの二重らせん構造も発見されていない頃にアイヌ人こそが本当の日本人だと見破っていた人がいる
    それは出口王仁三郎という人で、木庭次守編の「新月の光〉―出口王仁三郎玉言集」その下巻の359頁にて、「アイヌ人は本当の日本人だ」と発言されていた事が記録されています

  • #27

    弥生人とはジャップの混血である (月曜日, 28 12月 2015 14:18)

    勘違いしてるな 韓国人は弥生人から沖縄成分を抜いた人種 そして彼らは純血主義だから
    韓国と他の国の混血は白人除いて差別対象ww 弥生人はジャップの混血くらいにしかみとらん
    福岡は顔は韓国(朝青龍)、体は沖縄(チビ胴長ワキガ)な人種多いからテコンドーとかで分かるだろ?
    日本人より手足長いしな ちなみにドイツなどの白人は更に長く頭も小さくなるw
    要するに、弥生人として、縄文人を滅ぼしたから我々は優等かも~とかエセ科学なコンプもってんのが
    暗記バカの文系の九大阪大吉野ヶ里総合政策とかの工作員どもってわけ あいつ等ってテレビ
    通じて情弱とか洗脳したりするからタチ悪いんだよ 最近じゃ似顔絵で顔が四角くて毛深いのが縄文、
    えらがはってなくて一重のブサイクを弥生とか必死で教科書とかに書いてるけどさw特に帝国書院ww
    弥生ってのは韓国と沖縄系の混血なんだし、日本の大昔の貴族って沖縄顔の京都とか名古屋とかの
    やつじゃんw 朝廷(天皇)とか幕府(将軍)とかww あいつら以外に側室作りまくれるようなやつらなんていねーだろw 奴等の性格の悪さは重税を従わせるには庶民に強い態度でいかないととか
    歴史的に学んでるからなんだろうしなww どっちつかずで暗記しかとりえがない文系の落ちこぼれが
    今までエセ科学で弥生が弱いかもしれない縄文形を駆逐して~、しかも私たちが書いたイラストが~
    私たちが(一度埋めて掘り起こした)見つけた遺跡と稲(食い物の)遺伝子が~とか、私たちが
    (勝手に推測して)作成した人種の移動ルートは~とか、私たちが(適当に考えて)作成した原始人
    みたいな縄文人と進んだ文明(妄想)の弥生人が~な~んていう嘘八百をネットのない
    時代に歴史学界とかテレビとかで垂れ流していたのが、最近はテレビ離れ進んでネット活用して
    そういう文系の嘘を簡単に見破りやすくなったんでそいつらが焦って必死に弥生人(ジャップ混血)
    PRしてるってだけの話よww 大体土中の化石からなんていったっていくらでも捏造できちゃうし、
    人種なんて化石のDNAはほとんど壊れるから参考にならないし、化石からどういう服着てたなんて
    それこそ恐竜の生態系想像するよりも困難だし、99%空想の世界でしかないのがこれまでの古墳時代とか歴史学だったわけじゃんw それにトドメさしたのがY染色体で男の比率とミトコンドリアで
    ハーレムにされた弥生雌の関係ってバレバレwwになっちゃったからこいつらがお役御免になりそうなんで必死に工作頑張ってるだけって感じだけどなww

  • #28

    名無し (金曜日, 15 1月 2016 17:01)

    #27 弥生人とはジャップの混血である (月曜日, 28 12月 2015 14:18)

    馬鹿は書くなよ!

  • #29

    太地 (火曜日, 16 2月 2016 14:52)

    歌手のHydeや平井堅は純粋な日本人ですが、彼らのルーツはどこなのでしょうか?わかりますか?

  • #30

    弥生人はジャップの韓国への片思い (木曜日, 18 2月 2016 18:30)

    弥生人はジャップの韓国への片思い
    ジャップはもともとD2染色体の分布量が大きい
    これはD2の原始ジャップが最も側室をもっていたということ
    理解できん奴は生物の教科書ググレカス

    問題なのは種付けされた雌のDNA
    これはミトコンドリアDNAmtDNAのハプロタイプと
    クラスター解析により本土雌DNAはアイヌよりも韓国寄り
    であることが判明
    系統木により8割以上本土ジャップの雌は韓国系
    つまり、韓国から落ちぶれた勢力が原始ジャップに隷属されて
    秀吉とか徳川とか見た目が濃いい連中に支配されてできたのがジャップ
    しかし、近年ジャップは本来の先祖の見た目である出っ歯や色黒さ、
    顔が細く顎が小さい昔の天皇みたいな顔にコンプをもつようになり、
    韓国のエラは大きいが黄色人種的な見た目にコンプをもつようになった
    九州当たりの工作員が東大と組んで必死に縄文ジャップ、弥生ジャップで
    変な話を拡散しているだけのこと。
    弥生人とか渡来人という言い方はひいき目に見ても韓国からの落ちこぼれでしかない。
    そんな韓国から恵んでもらった遺伝子で弥生人ジャップブランドを立ち上げようとしても
    オリジナル韓国の遺伝子ではないし、ジャップの先祖は間違いなく秀吉みたいな
    出っ歯で色黒で刃物振り回す野蛮な高砂族みたいな奴ら。
    正直ジャップファンタジーは韓国のウリナラファンタジーを笑えないどころかそれ以下。
    こういう話をいうと発狂するのがジャップ大本営wwwww